私の会社では、大学生のインターンシップを受け入れている。仕事を体験したいと思っている大学生に会社にきてもらい、一定期間だけさまざまな仕事を実際に行ってもらうのだ。大学生は、若いだけあって、吸収が早い。中には、私の会社で働いている社員よりも優秀な大学生もいるくらいだ。そういった人材を発見したときには、大学生のインターンシップが終了したときに、「卒業後はうちで働いてみないか」と声をかけるようにしている。
私がインターンシップを受け入れている理由は、私が大学生のころに同じようにインターンシップとして企業を訪れ、さまざまな経験をさせてもらったからだ。仕事を経験させてもらうことで、私は社会人になるための心構えや、社会の厳しさを身にしみて考えさせられた。もし、あのときの経験がなかったら、私はうわついた気持ちのままで社会人になり、遅かれ早かれ、挫折してしまっていただろう。私はあのときに大きく成長させてもらったと思っている。
大学生のインターンシップは、とても良い制度だと思う。大学を卒業し、ぶっつけ本番で企業に入社して社会人として働きはじめるよりも、事前に「プチ社会人」を経験できれば、将来の心構えができるはずだ。私の会社に来てくれた大学生に対して、私はときに厳しく接することもある。それはいわば愛のムチである。ムチでうたれても、なお立ち上がってくる若者は、将来の見込みがあると思っていい。私は未来の日本を支える人材を教育しているのだ。